OB-ZC547_Gallag_H_20131001052240UBS証券がビットコインについてレポートを発行。全体として楽観的ではないものの、ビットコインの基礎となる技術に対しては可能性を見出している。

“ビットコイン(Bitcoin)は真の通貨として、実用面、技術面および規制上の難題に直面している。”

“投機マネーによってもたらされた高いボラティリティは、ビットコインが安定的な価値の貯蔵手段や会計単位になることを妨げているし、固定的なビットコインの発行速度がボラティリティとデフレ圧力を悪化させている。”

“交換手段しては、比較的少数の取引のために大量のコンピュータリソースを消費するなどの課題がある。”

“ビットコインには規制上の真空地帯のようなものが存在し、また中国やロシアなどビットコインを制限したり完全に禁止した国もある。このことはビットコインに対する信頼性やセンチメントに悪影響を及ぼしうる。”

金融界からのステートメントは控えめな楽観から強い否定まで多岐にわたるが、強気派でさえビットコインに懸念を持っている。UBS証券によると、“ビットコインを支持しているメジャーな銀行はない。”という。

ビットコインの概念については比較的ポジティブな見方をしている。
“第3者、おそらくインターネット銀行などの中からチャレンジングな銀行がデポジットを適切に管理すれば、ビットコインのようなシステムはセキュリティー強化とコスト削減ができるだろうし、実用化の可能性もあるだろう。これは既存の銀行の脅威となりうる。”


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