bitcoin-photoビットコインのベンチャー企業3社が合計でおよそ23.5億円(2350万ドル)もの資金を調達した。これは昨年の電子通貨関連ビジネスによる資金調達全体の1/3に及ぶ金額だ。

この資金調達は、ビットコインの価格が昨年ピーク時(1120ドル)に比べておよそ半分程度に下落しているなかで実施された。ベンチャーキャピタリスト達はMt.Goxの倒産事件も意に介していないようだ。

最大規模の資金調達を行ったのは決済業務を行うサークル・インターネット・フィナンシャルで約17億円(1700万ドル)を調達した。

ビットコイン取引所のKrakenは約5億円(500万ドル)を調達。現在米国はビットコインにとって最大の市場だが、Mt.Goxが日本に拠点を置いていたようにビットコインの取引の大半は海外で行われている。Krakenは米国で取引所を運営することを計画している。 

シンガポールに拠点を置くGoCoinは、約1.5億円(150万ドル)を調達。 GoCoinは小売企業などがビットコイン決済を導入した際の決済処理を手がける。 BitPayやCoinbaseといった決済処理会社の競争相手となりうる。

昨年ビットコイン関連企業19社が集めた資金は約58億円(5800万ドル)だった。 


WallStreetJournal